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社会との向き合い方 ~10年の節目に

■2つのグローバル会議

Global Sustainability Conference
先月、各事業のサステナビリティの責任者が東京の本社に集い、Global Sustainability Conferenceが開催されました。私も参加し、PurposePeoplePlanet3つのキーワードについてお話ししました。

Purposeは言い換えると、社会的存在意義です。Purposeのキーワードである「感動」には、分断ではなく人と人を結びつける力があります。Peopleは、社会そのものであり、同時に11万人の社員でもあります。Planet、すなわち地球環境への姿勢は、突き詰めると我々の社会との向き合い方になります。参加したメンバーからは、「社員の声を大切にし、専門家の意見も聞きながら快適な働き方について検討・導入してきている」「Global Social Justice Fundは、他社と比べてもパートナーのポートフォリオが広いと自負している。今後も連携していきたい」「環境活動は長期視点での取り組みで、すぐに成果は出ない難しさもあるが丁寧にコミュニケーションをしていく」といったコメントがありました。

改めてグローバルなサステナビリティのチームが、ソニーが社会と向き合う上で大切な役割を果たしてくれていることを実感しました。

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サステナビリティ責任者の皆さんと

Global Communications Meeting
今月に入り、グループの広報責任者との対話の機会にも恵まれました。広報も、企業としての社会との向き合い方を示す大事な領域です。こちらも本社でグローバル会議が開催され、私はランチョンで、各事業への期待や質問を投げかけ、率直なやりとりをしました。

この場の参加者はエンタテインメント事業の広報責任者が中心だったため、私からはその事業の重要性とエンタテインメントのポテンシャルを対外発信することの意義をお話ししました。来年度から始まる第五次中期計画のテーマは「境界を越えた挑戦 グループシナジーの最大化」です。この方向性を踏まえて、コンテンツIPでの事業間シナジーに期待することも伝えています。

参加したメンバーからは、「グループシナジーは、他社との差異化につながるソニーの強み」「最近、広報活動においてもグループ間の連携が進んでいる」といったコメントがありました。

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各事業の広報責任者とのランチョン

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広報責任者の皆さんと

■ ソニー復帰10年の節目

今述べたように、ソニーは社会と向き合っています。その中の直接・間接の利害関係者がステークホルダーです。

今月は、私が2013年121日に十時さんと一緒にソネット(現ソニーネットワークコミュニケーションズ)からソニーに復帰してちょうど10年の節目にあたります。復帰後は、CSO(Chief Strategy Officer)を4ヶ月、CFO4年務め、20184月にCEOに就任し、今に至ります。当然ながらこの10年も、ソニーは顧客、社員、株主といったステークホルダーと向き合ってきました。

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2013年12月 社内向けCSO就任インタビュー 2014年4月 当時の平井CEO直下に、新規事業創出部
を設置。その責任者を任された十時さん(左)と平井さん(右)

CFO時代
振り返ると特にCFO時代には、ステークホルダーにとっては負担となる経営施策が多かったと思います。2014年の本社も含めた構造改革に加え、PC事業からの撤退、モバイル事業に関する営業権減損とそれに伴う無配、そして2015年の公募増資、2016年の電池事業の売却などがありました。事業からの撤退は、顧客・社員というステークホルダーに直接影響するものです。構造改革は社員、また無配、増資は株主に負担をお願いするものでした。

internal negotiation からexternal accountabilityへ」ということをいい始めたのもこの時期です。そして事業毎の説明会も2014年から実施してきています。

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2014年9月 平井CEOと並んで臨んだ会見。モバイル事業の減損、
業績見通しの大幅下方修正、上場以来初の無配をお詫び

また20144月の入社式では、「私たちマネジメントチームには、私たちがこれまで経験してきたチャレンジの場であるソニーを、よりよい形で次の世代へつないでいく責任がある」とお話ししました。これは社員の皆さんだけでなく、自分も含めた経営チームへのメッセージでもありました。

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2014年4月の入社式。左の写真は、新入社員に向けてスピーチをする当時社長 兼 CEOの平井さん

CEO就任後は、よりよいソニーをめざして、20185月発表のEMI Music Publishingの買収を皮切りに、「感動」というキーワードのもと、エンタテインメントへのフォーカス、そして、クリエイションへのシフトを加速してきています。

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2018年5月 当時のマネジメントチームと

感動を掲げるPurpose
あっという間の10年でしたが、その中で実感していることは、ソニーグループが優秀な社員の皆さんによって支えられているということです。皆さんの心根が良いことも、誇らしく感じています。20191月に導入したPurposeは、そんな皆さんと同じ方向をみて進むために「ありたい姿」を表現したものです。

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2018年42日のCEO就任後の最初のブログは「地球の中のソニー」というタイトルにしました。CEOとして、大切なステークホルダーである社員の皆さんと最初に向き合うブログなので何を書くか悩みました。ステークホルダー、そして社会との向き合い方を突き詰めると「地球」になると考えた次第です。

我々は、環境や社会正義、DE&I、アクセシビリティといった取り組みに注力しています。ソニーは、「気候変動」などの環境負荷をゼロにすることを目指す中期環境計画「Road to Zero」を2010年に策定しています。2010年当時私はソネットにいましたが、日本企業としていち早くこの環境計画を掲げた皆さんの判断とこれまでの取り組みは、誇れるものだと思っています。

今後も企業として、皆さんと真摯な姿勢で社会、ステークホルダーと向き合っていきたいと思います。

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今月開催した取締役懇親会。
株主利益の代弁者である社外取締役や各事業のマネジメントと

いつも通り、ブログに関する意見や感想をお待ちしています。

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