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社会と技術のメガトレンド

皆さんからのフィードバック

「地球の中のソニー」と題した初回のブログには、世界中から多くのフィードバックをいただきました。ブログのメッセージは、地球環境はソニーという会社の機能や組織の一部ではなく、『地球があって、社会があり、そしてその中にソニーがある』というシンプルなものでしたが、このテーマへの皆さんの意識の高さを、フィードバックから改めて認識しました。また、ブログで紹介した「神なるオオカミ」が映画化された作品は、アメリカと一部地域でSPEが配給し、日本ではSPEJがBD/DVDの販売を手掛けていることも、SPEJの社員の方から教えていただきました。

第二回の創業者の盛田さんとの接点について書いたブログでも、自分は盛田さんとこういう接点があったというメッセージを、海外からいただきました。

皆さんからのフィードバックには、私にとっての気づきと学びがあります。これからもよろしくお願いします。

20年ぶりの最高益

さて4月27日に2017年度の決算を発表し、営業利益は7,349億円、当期純利益は4,908億円といずれも過去最高となり、第二次中期計画の最終年度を大変良い形で終えることができました。社員の皆さん一人ひとりの貢献に改めて感謝します。

そしてこの連結最高益は20年ぶりとなります。

オーディオも20年ぶりの増収

もう一つ20年ぶりの出来事がありました。オーディオ事業の増収です。私は以前、「オーディオは技術力の割には売上規模が小さい」と言ったことがあります。為替の追い風があったとはいえ、前年度比2割増の約2,700億円の売上となりました。ちなみに20年前、1997年度のオーディオの売上は、約1兆円でした。

増収の要因を分析することも重要ですが、『ソニーのオーディオ事業は、なぜ20年間縮小を続けたのか』という問いも重要だと思います。 下記に関係ありそうな出来事を列挙してみます。

 1999 年: Napster リリース
 2001 年: iPod 発売、iTunes リリース
 2003 年: iTunes Store 開始
 2005 年: YouTube 開始
 2007 年: iPhone 発売
 2008 年: Spotify 開始
 2014 年: Amazon Echo 発売
 2015 年: Apple Music 開始
 2016 年: AirPods 発売

これらの変化は、インターネットの発展と共になってもたらされましたが、前回のブログで書いた、25年前の盛田さんのメッセージを振り返りたいと思います。

1993年、盛田さんの『アメリカにもう一度学ぶべき』というスピーチを拝聴した。翌年Netscapeが登場し、Amazonが創業された。振り返ると盛田さんの危機感はインターネットだったのではないかと思った。その後、ソニーは1997年に過去最高益を記録し、インターネットがソニーの経営に深刻な影響を及ぼし始めるのは21世紀に入ってからだった。

第二回のブログのキーワードは、『長期視点』です。これは鈴木(智)さんも一貫して使われている言葉です。盛田さんが抱いた危機感がインターネットだったとするならば、私たちは今、何を見据えて行動すべきでしょうか。

社会と技術のメガトレンド

インターネットが音楽の楽しみ方にもたらした変化は、ソニーのオーディオ機器事業だけでなく、ソニーミュージックをはじめとする当社の音楽事業にも、そして人々のライフスタイルにも大きな影響を及ぼしています。我々は、『社会と技術のメガトレンド』を考え抜いていかなければならないと思っています。

経営方針説明会とIR Dayは5月22日に行います。次の中期計画の三年間も私たちにとって大きな挑戦となりますが、この三年も『長期視点』で位置付けたいと思っています。

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