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テレビの機能と利用

G10.5のパネル工場

昨年7月、北京の約1,000キロ南、安徽省合肥市にあるパネル企業・BOEの第10.5世代(G10.5)液晶パネル(LCD)工場を訪問しました。約8,000億円を投じて2015年12月に建設が始まった工場は、サッカーフィールド120面分という敷地で、ニコンの大型露光装置が既に設置されていました。またコーニングのガラス工場とも直結されていました。そして昨年末にこの製造ラインは稼働開始しています。

img_20180515_01.jpgBOE 王会長(左から三人目)

シャープが大阪の堺市に2009年に稼働開始したLCD工場はG10で、60インチと70インチの液晶パネルを最も効率的につくることができますが、G10.5は2,940×3,370mmのマザーガラスを用いて65インチと75インチに最適化されています。昨年初めにも、北朝鮮との国境近くの坡州(パジュ)にあるLGディスプレイの工場を訪問しました。既存のG8.5に加え、ここでもG10.5のラインの建設が進み、チャイナスター(CSOT)や鴻海による同様の計画が進行中であることを考えると、近い将来65インチや75インチと言った大型の液晶が大量に供給されるようになるということがわかります。

G10.5のラインがたくさん立ち上がるということは、ソニーのブラビアのビジネスにとってどのような意味を持つでしょうか?テレビを手掛ける以上、主要部品であり、かつテレビの重要な機能を担うパネル業界の動向を把握することは重要です。またソニーにとってはその供給パートナーであるパネルメーカーから大事にされる存在となること、そのために70インチ以上の大型テレビを売る力が大切だと思っています。

テレビ機能の進化

21世紀に入り、液晶をはじめとしたフラットパネルのテレビへのシフトが本格的に進みました。ソニーとサムスンの合弁企業によるG7のラインが稼働したのは2005年です。2007年にはサムスンがLEDのバックライトを搭載した液晶テレビのラインナップでシェアを拡大しました。その後も、3D、ハイフレームレート、4K、HDRとテレビの機能は進化しました。そして今もOLEDをはじめとした新しいパネルデバイスや8K高精細化など進化は続いています。

テレビ利用の変化

テレビ機能は進化しましたが、その利用の変化の方が大きかったかもしれません。放送での受信、録画機やディスクプレーヤーでの再生、ゲームでのCG合成などがありましたが、近年、ネットワークでのサーバーへのアクセスがテレビの利用シーンを大きく変えたと感じます。(メディアの変遷について:①2014年2月クォータリーミーティング②2016年11月クォータリーミーティング

前回のブログでオーディオ機器とインターネットの話をしました。下の写真は最新のブラビアのリモコン(上部)です。皆さんはどう思われますか?

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