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クリエイターに近づくテクノロジー

先日、米国・サンディエゴで行われたUSビジネスミーティングを行いました。このミーティングは年に二回、日米のエレクトロニクスとエンタテインメントのトップマネジメントが集まり、経営のディスカッションをする場です。この機会を利用し、サンディエゴから車で2時間弱ほどのカルバーシティにある、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)のスタジオを訪問しました。

良い人材が良いクリエイターを呼び寄せる

SPEでは、エグゼクティブの皆さんにお会いして話を聞くことができました。まず、会長 兼 CEOのトニー・ヴィンシクエラさんとのランチミーティング。そして、ソニー・ピクチャーズテレビジョン(SPT)のエグゼクティブ、そしてコンテンツ制作側のエグゼクティブ二人にも直接お会いしました。

img_20180620_01.jpgAkio Morita Buildingの前でトニーさんと
img_20180620_02.jpgトニーさんとのランチミーティング

一人は『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』を手掛けたコロンビアピクチャーズ制作部門のEVPであるアンジー・ジアネッティさん、もう一人はトライスターピクチャーズ社長で『T2 トレインスポッティング』や『ベイビー・ドライバー』などを世に送り出したハナ・ミンゲラさんで、お二人との会話を通じて、有能な人材が良いクリエイターを呼び寄せ、良い作品づくりにつながっているのだと実感しました。

テクノロジーでクリエイターにアピールする

もう一つ、クリエイターに近づきアピールするためにソニーだからこそできることが、テクノロジーの活用だと思います。これに挑戦しているのが、ソニー・ピクチャーズスタジオの敷地につくられたInnovation Studiosです。

img_20180620_03.jpgInnovation Studiosプレジデントのグレン・ゲイナーさんと
img_20180620_04.jpgInnovation Studiosのスコット・バーバーさんと

Innovation Studiosはテクノロジーを駆使し、従来フォーマットに加えVR, ARやMRなどのコンテンツ制作ビジネスを手掛けます。また、こうしたソリューションをソニーの技術だけでなく、Dell, Deloitte Digital, Intelといったパートナーシップを通じて提供しているオープンな取り組みでもあります。今回の訪問では、映画セットやシーンを丸ごとスキャンし、それらを再び構築することなくバーチャルに再現する技術を見せてもらいました。

Innovation Studiosのツアーと併せて、ソニーの最新技術をハリウッドのコミュニティと共有し、クリエイターから直接フィードバックをもらう場として開設されたStage7Xも訪問しました。

クリエイターに愛されるハードウェア

クリエイターに近づくためにソニーが長年手掛け、強みとしているのがプロフェッショナル向けエレクトロニクスです。今年2月に発表したCineAltaの最上位機種「VENICE」では、『タイタニック』や『アバター』で有名な映画監督であるジェームズ・キャメロンさんとソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(SIPS)、クリエイティブセンターのメンバーが何度もミーティングを重ね、製品づくりにそのフィードバックが活かされたと聞いています。キャメロンさんには「VENICE」を非常に気に入っていただき、『アバター』の続編の制作で使ってくださることになりました。

"The VENICE camera delivers the most astonishing image I've ever seen," said Director James Cameron, "The blacks are rich, deep and velvety, the highlights and source lights are amazingly bright. For the first time, we truly appreciate what the term High Dynamic Range means."
"I've enjoyed shooting with Sony CineAlta cameras for 19 years, but I'm really looking forward to shooting Avatar 2 and 3 with the new VENICE camera," Cameron added.
img_20180620_01.jpgソニービジネスソリューションの内見会で「VENICE」の説明を聞く
img_20180620_01.jpg1.25型8K 3板式カメラシステム「UHC-8300」も見せてもらいました

今回は、『クリエイターに近づくテクノロジー』と題して、ハリウッド・コミュニティ、そして映画をつくる人々のコミュニティに対してソニーならではの方法で近づくことを実践している事例を紹介しました。魅力ある人材や最高の技術、そして音と映像を極めたハードウェアの提供など、「人に近づく」ためにソニーにできることは何か。皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

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