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取締役のサイト訪問

社外取締役の皆さんにソニーへの理解を深めていただくために、年に一度、オペレーションの現場を訪問していただいています。2015年はカルバーシティのSony Pictures Entertainment Inc.(SPE)、2016年は熊本の半導体工場とソニー・太陽、2017年は上海のSony (China) Ltd.でした。今年は、カリフォルニア州サンマテオにあり、プレイステーション事業を手掛けるSony Interactive Entertainment LLC(SIE)を9月27日、28日に訪問いただきました。

サイト訪問参加メンバー:<br /><br />左から右(敬称略):武田 和彦、Jim Ryan、隅 修三、Tim Schaaff、皆川 邦仁、岡 俊子、John V. Roos、永山 治、吉田 憲一郎、平井 一夫、桜井 恵理子、原田 泳幸、小寺 剛、十時 裕樹、安部 和志、神戸 司郎、御供 俊元、Shawn Laydenサイト訪問参加メンバーと(画像をクリックして名前を表示)

初日には小寺さんをはじめとする経営陣からの事業説明に加え、ゲームソフトの制作を手掛けるワールドワイド・スタジオのサンマテオスタジオの見学も行いました。また翌日にはシリコンバレーのベンチャー企業の訪問も行いました。

ゲーム&ネットワークサービス分野は、ソニーグループの8つある開示セグメントの中で今年度の売上、営業利益がともに最大となる見込みです。2009年度から2017年度までの9年間はソニー生命をはじめとする金融セグメントの利益が最大でした。また、お客様と直接つながるPlayStation Networkはソニーグループで最も重要なDTC(Direct to Consumer)サービスに育ってきています。その意味で、今回社外取締役の皆さんにSIEを訪問いただいたのは意義深いと思っています。

さてここから、取締役のサイト訪問の前後で訪れたグループ内の現場など、写真を交えてご紹介したいと思います。

ニューヨーク

SMEのマネジメントの皆さん:<br /><br />前列左から右(敬称略):Peter Edge (CEO, RCA Records), David Massey (President and CEO, Arista Records), 陶 琳(ソニー CEO室 シニアゼネラルマネジャー), Sylvia Rhone (President, Epic Records), 吉田 憲一郎, Rob Stringer (CEO, Sony Music), Carmine Coppola (EVP & CFO, Sony Music), Liz Young (EVP, Global Head of Corporate Communications, Sony Music), Brad Navin (CEO, The Orchard), Dennis Kooker (President, Global Digital Business & U.S. Sales, Sony Music)<br /><br />後列左から右:Dasha Smith Dwin (EVP & Global Chief Human Resources Officer, Sony Music), Derek Lee (VP Global Finance Planning & Analysis, Sony Music), Stu Bondell (EVP Business & Legal Affairs International, Sony Music), Kevin Kelleher (COO, Sony Music), Julie Swidler (EVP, Business Affairs & General Counsel, Sony Music), Richard Story (President, Commercial Music Group, Sony Music), Ron Perry (Chairman & CEO, Columbia Records)SMEのマネジメントの皆さんと(画像をクリックして名前を表示)

こちらはニューヨークのSony Music Entertainment(SME)のオフィスで行ったロブ・ストリンガーさんを中心としたマネジメントチームとのラウンドテーブルの参加者と一緒に撮った写真です。RCA, Arista, Columbia, Epicの各レーベルのトップ、インディーズアーティストのサポートを行うThe Orchard、そして各種コーポレート機能の責任者に集まってもらい、SMEを取り巻く事業環境の変化やグループ連携についてのディスカッションをしました。SMEの業績は順調ですが、Spotifyなどのストリーミングサービスの急速な台頭に代表される環境の変化にどう対応していくか、良い意味で経営の危機感のある議論ができたと思います。

カルバーシティ

img_20181003_03.jpgマーティーさんと

Sony/ATV Music Publishing(Sony/ATV)の本社はSMEと同じニューヨークにあるのですが、カルバーシティのオフィスはSPEのAkio Moritaビルの一角にあります。SPE訪問の際に、来年3月に退任されるマーティン・バンディアさんのオフィスを訪ねました。私からは2007年に入社以来Sony/ATVを大きく育ててくれたお礼を伝え、彼からは新しい経営体制への円滑な移行のサポートを約束してもらい、非常に心強く感じました。

img_20181003_04.jpgSPEタウンホールでトニーさんと

SPEではトニー・ヴィンシクェラさんと一緒に、主要幹部の方々を対象とするタウンホールミーティングを行いました。海外を含む他の拠点からのコールインも含め多くの参加がありましたが、私からは、現在のメディア業界の変遷に対する環境認識と、SPEの本業となるコンテンツビジネスの強化、そしてグループ内シナジーなどの期待について話をしました。その後トニーさんと一緒にQ&Aセッションを行い、今後の投資戦略、ソニーの市場からの評価、aiboに至るまで幅広い質問に答えました。参加者からは、東京にいる経営者がメディア業界及びビジネスについて深い理解があることへの素直な驚きと、私のスピーチの中でも触れたグループ連携に対する関心が高かったと聞いています。

ロサンゼルス地区ではこの他にも色々な方々にお会いしたのですが、ソニーの株式を現在700万株以上保有されている機関投資家の方からは、「最近出たノイズキャンセリングヘッドホン(『WH-1000XM3』)はいいね」とお褒めの言葉をいただきました。私も今回の出張では機内とホテルで愛用しました。

サンタ・ローザ

最後に、カリフォルニア州北部ソノマ郡のサンタ・ローザにある、スヌーピーで有名な「ピーナッツ」の作品が展示されているシュルツ美術館に立ち寄った話をしたいと思います。1時間半ほどの短い滞在でしたが、2000年に亡くなった作者のチャールズ・シュルツさんのご夫人であるジーン・シュルツさんにご案内いただきました。

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皆さんご存知のように、現在日本のソニー・ミュージックエンタテインメントがピーナッツIPの持分の約39%を保有しています。美術館ではピーナッツのライセンス事業におけるクオリティを管理するスタッフと懇談し、IPビジネスの根源に触れることができました。ちなみに、アメリカの新聞で「ピーナッツ」の連載がスタートしたのが1950年の10月2日だそうです。長い間、世界中の人々に愛されるIPがもたらす経済価値、そして社会価値の意義を感じた訪問でもありました。

現場との対話の重要性

今回はニューヨークでのSME訪問、SPEでのタウンホール、SIEサイト訪問、そして最後にシュルツ美術館への訪問を通じて、人の心を捉えるIPの重要性、そしてそれを届けるためのDTCの強化、ソニーにしかできないグループ連携など、これまで打ち出してきている経営方針を現場でビジネスを行っているマネジメントチームと共有できたことに大きな意義を感じています。今後も、さまざまなビジネスの現場に出向いて「人に近づく」経営を実践していきたいと思います。

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