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One Sony Business Trip

さて、今回のブログでは、ゴールデンウィーク前にイギリス、イタリア、イスラエル、ベルギーを訪問した際に感じたことをシェアしたいと思います。1週間で4カ国をまわるハードなスケジュールだったのですが、ソニーのエレクトロニクス、ゲームを含むエンタテインメント、デザイン、半導体やメディカルなど、ほぼすべての事業に関わる領域をカバーした、One Sonyな出張となりました。

イギリス

最初に訪問したのが、イギリスです。到着直後に、音楽と音楽出版、映画・TV、ゲーム&ネットワークサービス、エレクトロニクスの各事業領域でヨーロッパやUKを統括する主要マネジメントに出席してもらい、2月の中国に続き、One Sony Management Dinnerを開催しました。互いを知ることによって、ソニーの多様性を強みにするきっかけになってくれたら、というのがこの会の目的です。実際、オフィスが近くにあっても日々の業務の中ではお互い知り合う機会がこれまでなかなかなかった、ということで、参加者の皆さんからも非常に有意義なものだったとのフィードバックをいただきました。欧州にも、ゲーム、音楽、TV番組、映画など、さまざまなコンテンツ制作の部隊があり、今回の出張ではこうしたクリエイティブな方々の間でのコラボレーションやシナジーの可能性を感じることができました。

(敬称略)左から 紅林 正己 (CFO, Sony Europe)、Wayne Garvie (President of International Production, Sony Pictures Television)、Tim Major (UK General Counsel/VP, Legal & Business Affairs, Sony/ATV Music Publishing (UK)) 、David Ventura (UK A&R Head, Sony/ATV Music Publishing (UK))、Ian George (Managing Director (Theatrical), Sony Pictures Entertainment)<br><br>前列右から加藤マーカス エリカ (ソニー CEO室)、Rebecca McCormack (Head of Finance, IT and Operations in Europe, Sony Interactive Entertainment)、Nicola Tuer (COO, Sony Music Entertainment UK)<br><br>後列右から古海 英之 (President, Sony Europe)、Michael Denny (Worldwide Studios Europe, Sony Interactive Entertainment Europe)、Daniel Lieberberg (President, Continental Europe & Africa, Sony Music Entertainment UK)One Sony Europe Management Dinner
(画像をクリックして名前を表示)

その翌日には、4月1日付で古海さんが社長に就任したばかりのSony Europeで全社員を対象にしたタウンホールを行いました。私から、モバイルを含むコンスーマービジネス、放送局、医療機関向けのB2B(ソリューション)ビジネス、半導体ビジネスについての期待を話し、社員の皆さんからの質問に答えました。その後、エンタテインメント各社をまわり、欧州での最新のビジネス状況の報告を受けました。

img_20190513_02.jpg古海さん、Sony Europe社員の皆さんと。

イタリア

次にイタリアに移動し、クリエイティブセンターが出展する「ミラノデザインウィーク」を訪問しました。このイベントは国際家具見本市と同時に行われるもので、毎年100万人もの来場者があると言われています。期間中、ミラノ市内の各所でさまざまな企業やデザイナーによる展示が行われます。今年は「Affinity in Autonomy(共生するロボティクス)」というテーマで、R&Dセンターとの共同により人間とロボットが共生する世界を提示しました。今回の滞在時間は1日にも満たない短いものでしたが、Google、Lexusの2社の展示も観てまわり、クリエイターのコミュニティを体感してきました。

イスラエル

午後にはイスラエルへ移動し、ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)の子会社でIoT機器向けの高性能・低消費電力のLTEモデムチップを開発しているAltairを清水さんと訪問しました。

img_20190513_03.jpgAltair社員の皆さんと。
私の左隣が社長のOded Melamedさん

イスラエルでは国策としてスタートアップの育成に注力しているため、Altairのようなテクノロジー系のスタートアップがたくさん生まれています。今回の訪問では、自動運転のソリューション企業で、SSSのイメージセンサーを活用してくれているMobileye、そしてイメージセンサーの領域のテクノロジースタートアップ4社と会う機会がありました。

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写真の車でエルサレム市街地の一般道と高速道路での自動運転の体験も行い、あたかも人間が運転しているかのようなハンドルさばきに驚かされました。ちなみに写真にはドライバーは写っていませんが、実際の自動運転体験では人間のドライバーが同乗していました。

ベルギー

最後に訪れたベルギーでは、SSS子会社のSony Depthsensing Solutions(SDS)とソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ子会社のeSaturnusの2社を訪問しました。

SDSはiToFセンサーなどの3D センサーシステムを開発していて、昨年度は複数の有力スマートフォンメーカーのハイエンドモデルにそのセンサーが搭載されています。ソニーはすでにCMOSイメージセンサーではマーケットシェアNo.1ですが、昨年5月に発表した経営方針の中で、今後センシングでも世界No.1を目指す、と掲げていますので、今後の活躍に期待しています。

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SDS社員の皆さんとのタウンホールの様子 SDS社長のDaniel Van Nieuwenhoveさんと

eSaturnusは、ソニーが2016年に買収したベルギーの会社で、病院などの医療機関にIPベースの映像ソリューション技術を提供しています。厚木を中心とするイメージングおよびビデオの技術とeSaturnusのソフトウェア、ソリューション開発とを組み合わせることで、医療機関向けのカメラやモニターなどの単体のハードウェアの売り切りビジネスから、ソフトウェア・サービスを主体とするリカーリングビジネスへと転換する機会が生み出されています。リアリティとリアルタイムを体現しているもので、昨年度には、ノーベル生理学・医学賞の選考委員会を持つカロリンスカ医科大学での採用も決まっており、今後のビジネスに大いに期待しています。

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会社内にある模擬手術室での商品デモンストレーション。タッチパネルモニターでの簡単な操作で、
高解像度の手術の映像をリアルタイムに映し出すことができる。
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seSaturnus社員の皆さんと。
私の右がThomas Koninckxさん (Founder & CEO)、左がBob Koninckxさん (Founder & CTO)

大変駆け足での出張でしたが、ソニーグループ内でのコラボレーション、新たにソニーグループに加わってもらった皆さんの貢献、そしてソニーの得意技のまわりに集まる社外の企業とのコラボレーションなど、多様性による価値創出の可能性を実感するよい機会になりました。今回訪問したヨーロッパや中東はもちろんのこと、世界中のソニーグループ各社とともに、ぜひOne Sonyの力をいかした新たな価値の創出に励んでいければと思います。

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