English

Japanese

ソニーの「Light to Display」製造現場

今年は、年初に定義したPurpose & Valuesをなるべく多くの社員の皆さんと直接対話して共有することを目標に、様々な国内外の拠点を自ら訪問してきました。

今年最後のブログでは、前回紹介したインド訪問と前後して、11月から12月にかけて訪れた、ソニーの光源からディスプレイに至る差異化技術である「Light to Display」技術を体現する商品の製造現場について触れたいと思います。

半導体レーザー

11月下旬に訪問したのが、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの白石蔵王テックです。半導体レーザーの開発・生産を担っている白石蔵王テックは今年50周年を迎えました。国内の半導体工場で唯一、訪れる機会がなかったため、この機会に訪問し、生産現場の見学とタウンホールを開催しました。

img_20191224_01.jpg タウンホールの様子

半導体レーザーの用途もその50年の歴史で進化を遂げています。当初はCD/DVD/BDのディスクの読み書きのためのレーザーの開発・生産から、最近では光通信で情報を送るためのレーザーで事業を広げています。今後は、スマホや車載用途で需要が見込まれるセンシングの領域に白石蔵王のレーザー技術が活かされていくことに期待を寄せています。

α™とXperia

12月上旬には、光をレンズとセンサーを通して取り込み、ビューファインダーに映し出すという意味で、Light to Displayを1つの製品で体現し、プロカメラマンからも高い評価を得ているαに関連するタイの製造拠点2か所を訪問しました。

まずバンコクの南に位置し、αのボディとレンズの基幹工場であるSony Technology (Thailand)-Chonburi (STT-C) を訪問、続いてバンコクの北に移り、α向けイメージセンサーの後工程やビューファインダー用のOLEDマイクロディスプレイなどを生産するSony Device Technology (Thailand) (SDT) を訪ねました。STT-Cでは多品種・小ロット でのαのボディとレンズの製造現場、SDTでは主に熊本で作られたイメージセンサーをα向けに加工する、後工程を見学させてもらいました。

img_20191224_02.jpg img_20191224_03.jpg
αのボディとレンズの製造工程について
img_20191224_04.jpg イメージセンサーの後工程の製造プロセスについて

その後、SDTと同じ敷地にある、Sony Technology (Thailand)-Bangkadi (STT-B) で、イメージキャプチャリングデバイスとして主流となっている、Xperiaの製造現場を見学しました。

img_20191224_05.jpg STT-Bの製造現場にて

実は、4年前CFO時代にも同じタイの生産拠点を訪れているのですが、当時はXperiaの生産を北京からバンガディにシフトし始めた直後でした。今回の訪問で、調達からパーツ管理、そして製造まで、ソニー流の製造拠点に変化を遂げた様子を実感することができました。

BRAVIA®

次に訪問したのが、クリエイターの創る感動コンテンツを映し出してユーザーに届けるBRAVIAの基幹製造拠点であるSony EMCS (Malaysia) Sdn Bhd (SOEM) Kuala Lumpur Technology Center (KLテック) です。KLテックは全世界のテレビの商品企画から設計、調達、製造、サプライチェーン管理、品質・CSまで担うマザーファクトリーと位置づけられています。

img_20191224_06.jpg DiversityあふれるKLテックの社員の皆さんと
KLテックではマレーシアを含め、7カ国の従業員が働き、また積極的に障がい者の雇用も進めている

KLテックも4年ぶりの訪問となったのですが、積極的な自動化の推進による効率化の様子に加え、テレビの製造の全工程の完全自動化への取り組みへのチャレンジも紹介してもらいました。SOEMでは設計と製造が同じ敷地にあるため、日常的に協力・連携する体制ができていて、その効果が自動化しやすい設計として表れていると感じました。

img_20191224_07.jpg img_20191224_08.jpg
KLテックで行われているAuto mount工程について 完全自動化ライン見学の様子

タイ、マレーシアそれぞれの拠点において、製造現場見学後にはタウンホールを行い、社員からの質問にも答える機会を設定してもらいました。

img_20191224_09.jpg img_20191224_10.jpg

来年に向けて

社長に就任して、この年末で21か月が経つことになります。就任2年目の今年のテーマは全世界のソニーグループ社員とPurpose&Valuesを共有し、一丸となって新たな価値創造に取り組んでいくことでした。

ソニーの様々な拠点を周って感じることは、社員、事業そして技術の多様性です。「クリエイティビティとテクノロジーの力で世界を感動で満たす」というPurposeのもと、我々の多様性を強みに、更なる価値創造に向けて来年も皆さんと一緒に頑張りたいと思います。ぜひ年末年始はリフレッシュして、来年を更に良い年にしましょう!

記事カテゴリ

関連リンク