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モビリティの進化への貢献

Inter Sonyやメディアの報道でご覧になった方も多いかと思いますが、今年のCESでは「テクノロジーに裏打ちされたクリエイティブエンタテインメントカンパニー」としてのソニーの進化を打ち出しました。

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ソニー・インタラクティブエンタテインメント 社長 兼 CEOの
ジム・ライアンさん
NBC Sports Group CTOのデービッド・マッツア氏

今回はCESプレスカンファレンスで大きな注目を浴び、皆さんの関心も高いと思われるVISION-Sを含む、「モビリティの進化への貢献」に込めた想いについて共有したいと思います。

※プレスカンファレンスのビデオはこちらをご覧ください。

次のメガトレンドは「モビリティ」

プレスカンファレンスのスピーチの中でも触れましたが、私は「モバイル」、即ちスマートフォンが過去10年でもっとも人々の生活に影響を及ぼしたメガトレンドだと思っています。そして、次のメガトレンドは「モビリティ」だと考えています。

モバイルの進化にソニーはCMOSイメージセンサーの技術を通じて大きく貢献してきました。そのことは人と人とのコミュニケーション手段が、音声やテキストから映像や動画にまで拡がってきたことにも現れています。

ソニーのイメージング・センシング技術による「モビリティ」への貢献

今回のCESでは、このソニーのイメージングとセンシングの技術によって、次のメガトレンドであるモビリティの進化に車の安全面(Safety)で貢献していく、という方針を打ち出し、以下のような技術を提示しています。


・車載用CMOSイメージセンサー:高感度、高精細、広ダイナミックレンジとLEDフリッカー※1抑制を両立するCMOSイメージセンサー

・ソリッドステート式LiDAR※2:長距離かつ高精度な測距技術により立体空間を3Dで正確に把握するシリコンベースのLiDAR(ライダー)

・センサーとレーダーなど、さまざまなセンシングデバイスの特長を融合させたセンサーフュージョン※3

・車内の安全性・快適性を向上させるTime-of-Flight (ToF) センシングソリューション

※注1:LED標識を捉えた際のちらつきを低減
※注2:Light Detection And Ranging
※注3:異なるセンシングデバイスを組み合わせ、認識の精度とスピードを上げる技術

VISION-S

VISION-Sは、ソニーとしての安全を含むモビリティの進化への貢献を表したコンセプトです。そしてそれを形にしたのが今回の試作車です。VISION-Sのコンセプトは以下の三つで構成されています。

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Safety:イメージングとセンシングの技術を活かした車の安全への貢献

Entertainment:安全性を前提として移動空間としての車内をエンタテインメント空間に再定義していくこと。具体的には360 Reality Audioなど

Adaptability:ソフトウェアで車の機能を定義し、安全性やエンタテインメントの機能を含め技術の進化と社会の変化にともなって機能をアップデートしていくこと

現時点では、ソニーとして車を量産する予定はありませんが、プロトタイプ作りを通じて新たに車業界の会社とパートナーシップを組み、我々の知見を増やすことが出来たと考えています。非常に短期間でこのプロジェクトを実現し、またCESでの発表に向けて準備を進めてくれた皆さんにはこの場を借りて感謝したいと思います。

「モビリティ」を通じた環境への貢献

私は、モビリティの進化への貢献は、長期的な観点で地球環境への貢献につながるとも考えています。

次世代のモビリティでは、EV化とともにモビリティのサービス化、いわゆるMaaSが進むといわれています。これらは環境負荷の低減につながるものです。またスマートグリッドという言葉がありますが、これはそれぞれの地域での電力利用の平準化を図ることで発電総量を抑えるというものです。そしてEVは、スマートグリッドの構成要素になるうるものです。

「地球の中のソニー」が、技術によってどれだけ地球環境に貢献できるか、は当社の大切な命題であるという想いを持っています。

ソニーオープン・イン・ハワイを通じた社会貢献

CES参加後にラスベガスからホノルルに移り、今年で22年目を迎えるソニーオープン・イン・ハワイ(SOIH)に参加してきました。SOIHはスポンサーシップを通じたブランディング活動の側面もありますが、私はSOIHを継続してスポンサーしている本質的な意義は、社会貢献にあると考えています。

ソニーは、地元ハワイのNPO団体であるFriends of Hawaii Charitiesと共に、これまで22年間で、およそ350団体に対して大会の収益やチャリティ活動などを通じて寄付をしてきています。

なお今年のSOIHには、がんの免疫療法の分野で画期的な発見を行った功績に対して2018年にノーベル医学・生理学賞が贈られた京都大学特別教授の本庶 佑先生にもご参加いただきました。

img_20191224_01.jpg ハワイ州知事夫妻と本庶 佑先生を囲む

2020年最初のブログは、ソニーの技術や企業活動を通じた環境、社会への貢献についてお話ししました。今年も、皆さんと一緒に、社会価値を生み出すソニーグループとしての事業活動に努めていきたいと思います。

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