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機会を捉える

ソニーグループクォータリーミーティング

8月6日にソニーグループクォータリーミーティングを開催し、ソニーグループの進化に不可欠な経営の要素として「機会を捉える」をテーマに話をしました

クォータリーミーティング(Teamsでのライブ配信画像)

昨今、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの単語の頭文字をとったVUCAの時代と呼ばれていますが、この中でソニーが新たな機会を捉えるためには、経営の感度を上げる必要があり、ソニーグループ全社の多様な人材の英知が不可欠です。

Work from homeの環境下で日々のビジネスをドライブしてくれている社員の皆さんに近づき、より多くの社員の皆さんに直接メッセージを届けるためにも今回からクォータリーミーティングを全社員の皆さんに向けてライブ配信で行うことにしました。

その後行ったアンケートでは、「チャレンジをしないリスク」、「体系的に無駄な仕事を減らすこと」というメッセージに対する共感や、宇宙感動体験事業に関するポジティブなコメントをもらいました。

また、今回はグループ経営チームからSony Music GroupのRob StringerさんJon Plattさんにもスピーチをしてもらいました。視聴した社員の方々からは普段聞けない音楽ビジネスの話を興味深く聞くことができた、多様性の重要性を改めて身近に感じることができた、楽曲のロイヤリティ分配の改善や次世代アーティスト発掘といった新たな取り組みが理解できた、などの声を頂き、大変嬉しく思いました。

DE任命式と「センシング」

クォータリーミーティングの前の7月31日には、2020年度のCorporate Distinguished Engineer(DE)の任命式が行われました

勝本さんのリーダーシップの下、それまで国内のエレクトロニクス事業が対象となっていたDistinguished Engineer制度を、今年からグローバルなグループ全事業に拡げています。

今年は世界各拠点から任命された41名のDEが参加してくれました。

Teamsで行ったDE任命式

私からは、DEの皆さんへの期待に加え、テクノロジーの環境認識として、「プロセシング」から「ネットワーク」そして今後は広義の「センシング」が重要になるという話をしました。

これに対して、DEの皆さんからは、センシング技術の応用範囲を広げることの重要性に加え、センシング技術そのものだけでなく「入力/把握」から「処理」そして「出力/表現」という一連の流れの後段にあたるセンシングデータの利活用、そして最終顧客を念頭にサービスまで含めたバリューチェーン全体での設計が肝要であるという意見も頂きました。

クォータリーミーティングでも触れた通り、ソニーの技術の中でも私は、「人に近づく」という経営方針にも通じる「センシング」が、ソニーの未来を描くためのキーワードになるのではないかと思っています。

夏休みの読書

最後に、8月の夏休み中に、『Spotify 新しいコンテンツ王国の誕生』という本を読みました。

この本は、Spotifyの本社があるスウェーデン・ストックホルムのテクノロジー記者が独自の取材を通して、2008年にサービスを開始し、同サービスが音楽ストリーミング分野で世界最大の企業となるまでのSpotifyの変遷を描いたノンフィクションです。

2020年6月30日現在、2.99億人のユーザー、1.38億人のサブスクライバーを有するSpotifyは、スウェーデンにおいては、マイクロソフトに買収されたSkypeやMojang(Minecraftの制作会社)に続くテクノロジーカンパニーの代表です。またH&MやIkea同様に独立法人として残るスウェーデン発のグローバルカンパニーでもあります。

2019年8月のクォータリーミーティングでも話したように、Spotifyは音楽のディストリビューションビジネスの領域において、ストリーミング技術とサブスクリプションのビジネスモデルで機会を捉えた会社です。また同社は広告付きの無料モデルやプレイリストのサービスを成長ドライバーにしました。

Spotifyは当社にとって重要な事業パートナーですが、同時に技術、ビジネスモデル、サービスで新しい機会を捉えた会社として学ぶことも多いと思いました。


いつも通り、皆さんのフィードバックをお待ちしています。

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