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トリケラトプスと人工衛星

恐竜科学博

先日、横浜で開催した「Sony presents DinoScience 恐竜科学博」を見学しました。イベントでは、白亜紀最後の200万年(約6,800万年~6,600万年前)における「ララミディア大陸」(現在の北アメリカ大陸の西側)を舞台に、恐竜を始めとする生き物の実態を、貴重な骨格標本や迫力あるデジタル映像を通じて紹介していました。

ヒューストン自然科学博物館所蔵のトリケラトプス「レイン」の骨格標本前で、
恐竜科学博の企画・監修を担当された恐竜くん(田中真士さん)と

恐竜が誕生したのは、約2億3,000万年前のことですが、その約3億年前に起こったのが、カンブリア爆発です。以前、マネジメント会同でも触れましたが、カンブリア紀初期に、45億年の地球の歴史の中では500万年という非常に短期間で、一気に生物の進化と分化が進みました。動物がそれまでになかった眼を持ち、物体を認識する能力を持ったことで、生物の多様性が拡がったと言われています。

一方で、人類の歴史は数百万年で、地球の歴史や生物の歴史に比べればはるかに短いものです。しかし、この限られた時間の中で人類が環境や気候に与えてきた影響は深刻で、特に、産業革命以降の約250年間における地球の変化は、非常に大きなものだと言えます。

ESG説明会

こうした地球と人との関係も踏まえて、9月15日のESG説明会では、"守るべき地球への「責任」と「貢献」"についてお話ししました。責任の領域では、環境負荷ゼロを目指す長期環境計画、「Road to Zero」を2010年から始動していますが、環境問題に対しては腰を据えて長期視点で取り組んでいくことが重要です。貢献については、テクノロジーを通じたソニーにしかできない取り組み方があると思っています。今回の説明会では、環境に貢献し得る技術として車載センシング技術を満載したVISION-Sと、5G通信により車と繋がるクラウドプラットフォームの開発に触れました。

また、「地球の中のソニー」という視点に加えて、「宇宙の中の地球」という観点で地球を再認識することも重要です。宇宙から「守るべき地球」を見守り、その姿を人工衛星から届けるため、ソニーは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、東京大学と共に技術実証と事業探索を進めています。説明会では、来年の打ち上げを目指し、ソニーと東京大学で開発中の超小型人工衛星も紹介しました。

※画像は開発中の人工衛星のCGデザインです

スピーチの後半では、グループの多様な社員のアイデアや強い想いによって進められているグローバル・ソーシャルジャスティスファンドの取り組みにも触れました。今年2月のグループ クォータリーミーティングでもいくつか紹介しましたが、Sony Music Groupは、所属アーティストのNao(ネイオ)が設立した 「3T」コースを通じて、黒人女性を対象に、音楽業界でキャリアを積むためのトレーニングを実施、Sony Interactive Entertainment は "Black Girls CODE"とのパートナーシップによりゲーム業界の多様化を促進、そしてSony Pictures Entertainmentは多様なバックグラウンドを持つ人材へテレビ番組制作業界での機会を提供する"Diverse Directors Program"を提供するなど、グループ各社が活動を推進してくれています。


「3T」コースの参加者

ESG説明会の様子をまだご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。

今後も、ソニーグループの人材の多様性から生まれる学びを活かすと同時に、事業活動を長期視点で捉える上でも、時間と空間を広くとって考えることを大事にしていきたいと思います。

いつも通り、皆さんの意見や感想をお待ちしています。

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