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CES2023 ~メタバース、モビリティ、そして宇宙へ

2023年の幕開け

新しい年が明けました。2023年最初のブログは、米国・ネバダ州・ラスベガスのCES 会場からお届けしています。

現地時間15日に開幕したCES2023は、昨年同様リアルとオンラインのハイブリッド開催です。出展社数も増え、会場は昨年以上に活気に溢れています。実空間でも「クリエイティブエンタテインメントカンパニー」としてのソニーのチャレンジを示すことができ、改めてその意義を感じます。(ソニーコーポレートブログ

近年の環境変化の中で、リアルとオンライン、それぞれの良い部分を活かしながら、事業をドライブしてくれている皆さんには心から感謝しています。今年も力を合わせて、新たな価値創出に取り組んでいきましょう。

CES 2023

CES開幕前日に行ったソニーのプレスカンファレンスでは、「クリエイティビティへのコミットメント」「メタバース」「モビリティ」の3つのポイントについてお話ししました。

1月4日のプレスカンファレンスの模様(フル版)。ダイジェスト版(約5分)は、こちらから

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クリエイティビティへのコミットメント
ソニーのPurposeは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」です。我々は、クリエイティビティにコミットし、感動を創るクリエイターに寄り添う会社でありたいと考えています。今回のCESでは、バーチャルプロダクション、デジタルシネマカメラ『VENICE 2』、プロフェッショナル向けドローン「Airpeak」などのクリエイションを支える技術と、IPの事例として『The Woman King』『グランツーリスモ』などを紹介しました。

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ビデオメッセージで『The Woman King』について語る
TriStar Pictures プレジデントのNicole Brownさん

「グランツーリスモ」シリーズ・プロデューサーの
山内一典さん(ポリフォニー・デジタル 代表取締役
プレジデント)もビデオで登場

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(右から)映画『グランツーリスモ』の監督 Neill Blomkampさん
PlayStation Productions 統括責任者Asad Qizilbashさん、
Sony Pictures Entertainment Motion Picture Group プレジデント Sanford Panitchさん

ソニーでは、クリエイティビティを通じて感動を生むと同時に、感動の場を拡げることにもチャレンジしていきます。その場となるのが、メタバース、モビリティ、そして宇宙です。

メタバース ~ライブの重要性
私は、時間と空間を共有するライブが、エンタテインメントの本質だと考えています。メタバースは、コンピューティングとネットワークの進化によって新しく生まれる空間であり、ライブの感動を世界に拡げる可能性を持っています。そしてここでは、ソニーのゲーム技術が活かせます。リアルタイムのゲーム技術で創られるメタバースの空間では「プレイする」だけではなく、「視聴する」「対話する」「表現する」といった人の多様な動機が共存できます。この成長領域でソニーは、ライブエンタテインメントにフォーカスし、スポーツ、ゲーム、音楽など、人々の関心、動機により近いコミュニティにアプローチしていきます。

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メタバースでは、仮想空間と現実世界にいる人をつなぐ技術も欠かせない。
会見では、ソニー・インタラクティブエンタテインメント 社長 兼 CEOJim Ryanさんが
PlayStation®VR2のゲームタイトルを紹介

モビリティ
メタバースと同様に新しいライブ空間になり得る探索領域が、モビリティです。プレスカンファレンスにはソニー・ホンダモビリティ(SHM)会長 兼 CEOの水野 泰秀さんが登壇し、ブランド名AFEELA」(アフィーラ)の発表と同時にエレクトリック・ビークル(EV)のプロトタイプを初披露しました。同社は、このプロトタイプを進化させ2025年前半に先行受注、2026年春に北米でデリバリーを開始する予定です。

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SHM会長 兼 CEOの水野さんをステージに迎えて

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SHMが開発中の「AFEELA」のプロトタイプ

会見では、モビリティのインテリジェンス化を進め、新しいエンタテインメント空間をつくっていくためのパートナーも発表され、Qualcomm CEOのCristiano AmonさんとEpic Games CTOのKim Libreriさんが会見に駆けつけてくれました。

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Epic Games CTOのKim Libreriさん

Qualcomm CEOのCristiano Amonさんと

先程、メタバースはコンピューティングとネットワークの進化によって「新しく生まれる」空間であると述べました。モビリティは、その進化によって「変わる」空間です。Qualcommは、コンピューティングとネットワークを強みとする会社です。Epic Gamesのゲームエンジン、Unreal Engineはバーチャルプロダクションやメタバースにおけるリアルタイムレンダリングに活用され、クリエイションにおけるキーテクノロジーになっています。モビリティ空間に変化をもたらす技術を有する両社とのパートナーシップを、大変心強く思います。

私も会場で初めて見ましたが、プロトタイプは非常にシンプルなデザインになっています。"Software Defined Car"を志す「AFEELA」がシンプルなデザインを志向するのは自然なことだと、私は思います。スマートフォンは多くの機能がソフトウェアで定義され、ハードウェアのデザインはシンプルです。同様に、ソフトウェアのアップデートを通じて常に進化するEVの形状は、よりシンプルになっていくのではないでしょうか。

車の開発・製造技術を極めたHondaと、通信・ゲームを含めたコンピューティングを手掛けてきたソニーの強みを掛け合わせることで生まれる、新しいモビリティに期待しています。

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感動の場を宇宙へ
ソニーが取り組む新たな感動の場は、メタバース、モビリティに留まらず、宇宙にも広がっています。ソニー、東京大学、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)は1月3日、STAR SPHEREプロジェクトの超小型人工衛星「EYE」(アイ)の打ち上げに成功しました。CESブースでは、その実物大モックアップを展示しています。

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プレスカンファレンス冒頭で、EYEの打ち上げについて紹介

EYEの実物大モックアップ

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最後になりますが、今年も感染対策を施し、プレスカンファレンスやソニーブースの出展に臨んでくれた皆さんに、この場を借りて心からお礼申し上げます。

いつも通り、皆さんの意見や感想をお待ちしています。

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